F.S.A.拳真館 倒せる空手の技術と立ち関節技
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 館長講話

〜 有効な護身術は?  〜


護身術は「空手」?「関節技」? それとも「F.S.A.」か!?

 まずは、なぜ一般社会人は空手等の打撃技だけでは不都合か?という事からお話をしましょう。

一般社会人がお店や路上で暴漢に遭った場合をひとつのケースとして考えてみましょう。その際、あなたがもし空手か何かで腕に自信があり、相手をパンチやキックでぶちのめしてしまったとしましょう。相手から仕掛けてきたのだから「正当防衛」が成立すると思い、意気揚揚としているところへ知らせを聞きつけた警察官がやって来ます。

そこでさっきまで暴漢だった相手は一瞬にして被害者に早変り、あなたに一方的に殴られたと主張します。その際、ことの経緯を警官に話していかに相手が悪かったのかを説明しても結果は喧嘩両成敗!! あとは相手方がケガをしたという事実だけが残ります。ケガが重ければ、良くて示談で、治療費と慰謝料の支払、悪ければ書類送検となり、地方検察庁での取調べとなります。後になって自慢話として話すうちは良いのでしょうが、こんなことを続けていると、いまに収監されることになってしまいます。実戦において打撃技だけで相手に外傷を負わせずに倒すには、相当な修練と技術が必要です。要するに達人のレベルでなければ無理だということです。

 残された方法はやっつけて逃げるという方法ですが、これも罪を犯して逃げるのですから言わば逃亡者、あまり気持の良いものではありません。知った店であったり、一緒にいた知人が捕まれば、あなたも必ず捕まります。社会的地位も名誉も家庭もある善良な社会人にとって打撃だけでは護身技としては、あまりにも不都合だということがおわかりいただけたと思います。

次は逆に立ち関節技だけで対応するというケースと比較しながら話を進めていきましょう。逆技(関節技)だけで相手を制することを試みる場合、関節にダメージを負わすか、相手の間節を折ってしまうか、はずしてしまうくらいの強烈な逆技攻撃を行う必要があります。なぜなら通常の関節技だけでは、相手はすぐに回復して反撃してきます。夜道でチカンに襲われた女性が逆技でチカン男を投げたまでは良かったものの、そのあと逆上した男に顔をボコボコに殴られ重傷を負ったという事件をいくつも聞いたことがあります。

また、相手を固めてからの当身技も正式な空手道場等で稽古した打撃技でないと相手にダメージを与えることはできません。まして相手の突きを受けてそれを逆技で投げるなど、空手の前屈立ちの移動稽古のような突きを相手にして練習しても、実戦での突きを投げることなどできないのです。

以上のことからも強烈な関節技の極め技が必要だということになります。

しかしここでもまた、その関節技のレベルの問題が持ちあがります。それは、力の強い男性の関節に強烈なダメージを与えるには、それなりの高度な技術とパワーが必要になります。私共の道場では実際に身長180cm以上、体重90kg以上の筋力の鍛えられた人間を固めるには、相当なスピードと技術、パワーが必要で、中途半端な技術で技をかけようとしても彼らのような人間には全く通用しないのです。このような相手に対しても有効な関節技を身につけるには、これまた相当な達人にならなければ難しいということになります。前に述べた「打撃技」だけで対処しても、「関節技」だけでもかなり不都合な点が多いということが御理解いただけたと思います。

さあそこで社会人にとって容易に身につき、とても実戦で使い勝手の良い、強力な武器となる最強の護身術があります。

それがF.S.A.(フルコンタクト・サブミッション・アーツ)つまり(F)フルコンタクト(直接打撃)、(S)スタンディングサブミッション(立関節技)、(A)アーツ(武術)なのです。

このF.S.A.は立関節技にフルコンタクト空手の打撃技術を組合せた武術で、リアルファイトには最も優れた護身術と言えます。善良な社会人というものは、家庭も社会的地位も立場もあるので、アウトローの様に外でいちいち頭に来て相手にケガを負わすようなケンカをしてばかりいられません。そんなことはあまりにも当り前のことです。だから外で他人といざこざが起きても、最後の最後までは戦いたくないものです。そんな状況でも戦わざるを得ない時というのは、その場を離れようと思っているあなたに向って掴みかかるとか、直接「文句あるのか、コノヤロウ」と言って理不尽に服を掴み上げるといったケースが最終的な状況だと思います。

そこでまず、立ったままで行える関節技で投げ、そのまま固め、すぐアバラ骨に強力な突きか蹴りを入れれば、相手はもう戦意喪失です。それでも起き上がって来れば、金的へ蹴りを一発、これであなたの勝ちです。たとえ通報され警察沙汰になっても、アバラ骨はもみ合って倒れたときに膝がたまたま当ったので故意ではないし、関節や金的はすぐ後で回復します。外傷のない相手とは喧嘩両成敗でおとがめ無し。悪いやつをやっつけた事実だけが残ります。どうでしょう。喧嘩の後始末もこれほどすっきりして安全なストリートファイトの勝ち方が有るでしょうか?

F.S.A拳真館には現在、関節技だけで200の技術体系が整備されていて、初心者から安全に学ぶことが出来ます。

以前、駐留アメリカ軍座間キャンプで開かれた「マーシャルアーツ・デモンストレーション」にテコンドー、空手、合気道、居合とさまざまな武術が参加した際、私達F.S.A拳真館も演武で参加しましたが、その演武が素晴らしかったということで司令官より感謝状を頂き、向うの新聞にも大きく報じられ、アメリカ軍空手師範からは「最も実戦的な武術だ」と絶賛されました。その理由としてアメリカのように犯罪の多い国では、相手が一人であることは少ないので、タックルするともう一人にやられたり、組合ってゴロゴロしている間にナイフで刺されてしまうので、相手を立ったままの関節技と打撃で対処することが最も理想的な技術であるという話を聞き、ますますF.S.Aの実戦性を確認しました。

以上「F.S.A拳真館」が御理解いただけたでしょうか。この素晴らしい技術を多くの人々に伝えていきたいと考えております。


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